前回、アイアン・メイデンについて語りましたが、
その中でちょっとだけ書いたセパルトゥラのライブを紹介します。
当初はアイアン・メイデンの「第七の予言」を中心をしたライブ(Maiden England)を観ていたのですが、
引き続き放映されたのがセパルトゥラのライブです。
それまではセパルトゥラを知らなかったのですが、
このライブ映像を観て、一気にハマってしまいました。
アイアン・メイデンのライブに続いて、そのままセパルトゥラのライブも録画して何回も観ましたが
結局、レーザーディスク(今では懐かしい)を買いました。
実は、この放映を観た時は(1991年か1992年)プログレバンドをやっていましたが、
後にヘヴィーメタルをやろうと思ったきっかけになったライブ映像でもあります。
セパルトゥラについて知らない方のためにちょっと紹介をします。
1984年にカヴァレラ兄弟を中心として結成されたブラジルのヘヴィーメタルバンドです。
兄のマックス・カヴァレラがギターとヴォーカル、弟のイゴール・カヴァレラがドラムです。
兄弟でギターとドラマーというのは、パンテラやヴァン・ヘイレンと似てますね。
そこにベースのパウロ Jr.とギターのジャイロ・ガウデスが加入しました。
その後、ギターのジャイロ・ガウデスが脱退し、当時ローディーだったアンドレアス・キッサーに代わりました。
ちなみにセパルトゥラというのは、ポルトガル語で墓を意味します。
バンド名の元になったのがモーターヘッドの曲らしいですが、
サウンドとしてはモーター・ヘッド的なボーカルスタイルに、もっとモダンなスタイルを加えたヘヴィーメタルですね。
日本でモーター・ヘッドを知っている人は(人口比に対して)少数だと思います。
しかし、ブラジル(南米)ではモーター・ヘッドが当たり前のように聴ける環境なのが羨ましいです。
Youtubeにライブがアップされていましたので、ぜひ観てください。
本当にカッコいいです。
このビデオを知り合いのスタジオミュージシャンに見せたところ、
ドラムのことを褒めてましたね。
ドラムのイゴール・カヴァレラはリズムやドラムスタイルがずば抜けていると思います。
このブログを書くためにYoutubeを改めて観ていますが、
改めて感じたのはイゴール・カヴァレラのドラムです。
ヘヴィーメタルのドラムというのは意外と難しくて、
よく聴くとリズムがよれていたりすることがあるのですが、
タイム感がピッタリなんですよ。
恐らく独学でドラムを演奏していると思いますが、
努力なのか天才なのか、本当にすごいドラマーです。
ちなみに、最後の曲はモーターヘッドの「オーガズマトロン(ORGASMATRON)」です。
こういったところにもモーターヘッドの影響を感じますね。
ところで、初めてセパルトゥラの来日公演を観たのは「ケイオスA.D.」の発表後なので、
1993~1994年だったと思います。
その後、リーダーのマックス・カヴァレラが脱退したので、貴重なライブを観れたということですね。
話が逸れてしまいましたが、セパルトゥラを知るための入門として、
このバルセルナでのライブはお勧めですね。