以前、アメブロに書いていたブログをこちらに転載します。
皆さん!
GENESIS(ジェネシス)というバンドをご存知でしょうか?
仮に知っていても、フィル・コリンズ(Phil Collins)がボーカルのジェネシスですよね。
最近、仕事中にジェネシスを聴いていますが、
元々、プログレ好きの私は、ピーター・ゲイブリエル(Peter Gabriel)がボーカルだった頃のジェネシスが好きでした。
しかし、バンド活動や作曲をするようになり、
(かなり昔ですけど)フィル・コリンズがボーカルになってからのジェネシスを改めて聴くようになり、
歴史と言うか、バンドの一環したコンセプトがわかるようになりました。
まず、ピーター・ゲイブリエル脱退後、ドラマーのフィル・コリンズがボーカルになりましたが、
意外にもピーター・ゲイブリエルと声質が似ているんですよね。
恐らく、フィル・コリンズがピーターを意識していたのではないかと思いますが、
「幻惑のブロードウェイ(The Lamb Lies Down on Broadway)」の次のアルバム「トリック・オブ・ザ・テイル( A Trick of the Tail )」を聴くと
意外にも違和感がないんですよ。
理由としては、フィル・コリンズのボーカルスタイルはもちろん、
他のメンバーである、スティーブ・ハケット、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスの曲と演奏が多大に影響していると思われます。
あくまでも私の解釈ですが、ピーター在籍時と共通しているのは低音なんですよ。
ベーシストの私としては、まず、低音を聴いてしまいますが、これがいいんですよ。
で、ボーカリストではなく、ドラマーとしてのフィル・コリンズも重要ですね。
派手なドラムスタイルではないため、いわゆる有名ドラマーの陰に隠れていますが(失礼とは思います)、
しかし、センスがいいんですよ。
だから、エリック・クラプトンとかレッド・ツェッペリンなど有名どころでプレイしているんですよ!(皆さん知ってました?)
日本では実現しませんでしたが、ヨーロッパではGENESIS(ジェネシス)の再結成ライブがあったようです。
個人的に残念なのは、かなり昔ですけど、フィル・コリンズがボーカルのジェネシスが来日公演をしたときに興味が無くて観に行かなかったことです。
これは、本当に悔やまれることです。
ピーター・ゲイブリエルのジェネシスしか認めていなかった心の狭い自分が憎いです。
「トリック・オブ・ザ・テイル( A Trick of the Tail )」「静寂の嵐( Wind & Wuthering )」「そして三人が残った( ...And Then There Were Three... )」
そして、その後のジェネシス路線を決定づけた「デューク(DUKE)」など、今更ながら聴くといいんですよ。
特に「静寂の嵐( Wind & Wuthering )」は、無理を承知で大音響で聴いてほしいアルバムです。
高音から低音までのバランスの素晴らしさがわかります。
実は、昔(30年ほど前)、調布で働いていたころ、仕事帰りに寄った音楽喫茶で、
なぜか「静寂の嵐( Wind & Wuthering )」が流れていました。
しかも大音響で。
その時に改めて、このアルバムの良さを実感しました。
常に思うのは、良質な音楽は曲でありアレンジであり、メロディーであり、雰囲気であり、全てにおいて良質であることだなと。
皆さんには、良質な洋楽をもっと聴いてほしい。
そして音楽の素晴らしさを知ってほしい。
それが私の望みです。
今回のお勧めアルバムは「静寂の嵐( Wind & Wuthering )」です。