先日、Rockzaemonさんと話す機会があり、曲のタイトルとは何か?ということについてお聞きしました。
そもそもクラシックではタイトルが無い作品=曲の方が多いです。
例えば、ベートーヴェンの「交響曲第一番」というのが、曲目=タイトルだと考えている方も多いかもしれませんが、
実は、タイトルではなく番号なのです。
一番目の交響曲ということですね。
「ソナタ」「フーガ」「協奏曲」などなどたくさんありますが、これらは所謂形式です。
クラシックで多いのが形式+番号になります。
決してタイトルではないということです。
ベートーヴェンの有名な曲「運命」は、正式には「交響曲第五番」で「運命」という副題は後でつけられたものです。
ちなみに古い歌曲についても歌詞の冒頭の一節を仮のタイトルにしており、正式にはタイトルの無いものが多いそうです。
なお、昔の歌謡曲で「恋のフーガ」「恋のロンド」なるものがありますが、これらはタイトルです。
Rockzaemonさんは作品にタイトルをつけないそうなのですが、
海外からの問い合わせでタイトルを教えてほしいとか、
適当につけたタイトルなのにタイトルを付けた理由を聞かれるのが悩みだそうです。
曲にタイトルがついているのが当たり前だと思っていたので、いろいろと勉強になりました。