3/21に幕張メッセで開催されたDownload Japan 2019に行ってきました。
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/30315
当初の目的は、オジー・オズボーン(ギターのザック・ワイルドも)だったのですが、急遽、ジューダス・プリーストに変更となりました。
とは言え、ジューダス・プリーストも観たことが無かったのでラッキーでした。
ところで、表題のスレイヤーについて語りたいと思います。
スレイヤーのライブを観るのは、今回で4回目になります。
(デイブ・ロンバルド時代のライブは残念ながら観ていません)
昔、スタジオミュージシャンなどプロの方たちの話を聞いていましたが、
「スレイヤーはドラム(デイブ・ロンバルド)はうまいけど、ほかがヘタ」
みたいに話をしていました。
確かに昔のスレイヤーは、決してテクニカルではないという意味ではヘタだったかもしれません。
しかし、あえて言わせてもらうとロックはテクニカルである必要はないんです!
曲がカッコよければ、それでいいんです。
しかも、スレイヤーのすごいところは、イントロを聴いただけで、わかる曲が多いことです。
それだけ、印象を与える曲が多いということです。
あと、今回ライブを観て改めて思ったのは、曲の展開=テンポチェンジのうまさですね。
速いテンポ→遅いテンポ→速いテンポなど、恐らく感覚的に作曲していると思いますが、
盛り上げ方がうまいなーと思いました。
後々、スラッシュメタルやデスメタルなど、色々なバンドが出てきていますが、
スレイヤーが最初にやったこと(認知されたという意味で)で影響を受けているバンドは多いです。
さらに今回のライブで気づいたことがあります。
スレイヤーの後がジューダス・プリーストだったのですが、
恐らく、ケリー・キングはジューダス・プリーストの影響を受けているのかなーと感じました。
というのは、スレイヤーのギターソロは、特に初期においてですが、
決してテクニカルなギターソロではありません。
しかしながら、スレイヤーのギターソロは曲の中の効果音だと思えば納得できるものがあります。
そして、ジューダス・プリーストの曲にもそのようなギターソロがあったんですよね。
ギターソロというのは構築するものと感覚的なものなど色々とありますが、
何と言っても、かっこいいのは曲にマッチするものですよ。
もし、スレイヤーにスーパーギタリストがいて、
曲とマッチしないテクニカルなギターソロが入っていたらダメなんだろうなーと思います。
やっぱり、スレイヤーのギターソロは効果音だと解釈するのが一番いいです。
そんなことを改めて感じさせるライブ演奏でした。
ライブの最後の方では、後ろのビジョン「Hanneman」というハイネケンをパクったような画像が映っていました。
これは、2013年に亡くなったジェフ・ハンネマンに対する追悼の意味だと思います。感動しました。
悲しいことに、これがスレイヤーの最後のショーとなりました。
この先、復活することはないと思うので、最後のショーを観れてよかったです。