「エリック・クラプトン 12小節の人生」がスターチャンネルで放映されていたので観ました。
実は去年の11月に試写会でも観ているので、今回が2回目になります。
こちらは試写会の時の写真です。
「エリック・クラプトン 12小節の人生」はエリック・クラプトンのドキュメンタリー映画です。
クラプトンは超有名なギタリストではありますが、果たして、どのくらいの日本人が知っているのでしょうか?
もしかしたら、名前は聞いたことあるけど、ギタリストかどうかわからないとか曲を聴いたことが無いという人を含めると大半の日本人が知らないのではないかと思われます。
しかしながら、この映画は、クラプトンの栄光の人生だけに光を当てるのではなく、ドラッグ中毒、アル中時代にも時間を割いており、クラプトンの音楽ではなく人間(人生)に焦点を当てているので、クラプトンを知らない人が観ても十分に見ごたえのある映画だと思います。仮にクラプトンを知らなくても、これを機会に彼を知って音楽に興味を持ってもらえればいいかなと。
個人的には、クラプトンがメインギターをギブソンからフェンダーに変えた理由を知りたかったのですか、その辺については描かれてませんでした。
もともとはテレキャスターでしたが、ギブソンレスポール(SG)とマーシャルの組み合わせが究極の音と考えていたようなので、またフェンダーに戻った理由ですね。
ブラインドフェイスの場面でフェンダーを使ってましたが、時系列で考えるど、ジミ・ヘンドリックスと友人だったころなので、彼の影響なんですかね‥?
そのジミ・ヘンドリックスとのツーショット写真がかなり出てきたので、ちょっと感動しました。
お互いにリスペクトしているということが伝わってくる写真でした。
なお、ジミ・ヘンドリックスの訃報を聞いた際には一日泣いたそうです。
ネタばれというか、B.B.キングがクラプトンを最も大切な親友であると語っていますが、
基本的にクラプトンはブルースやブルースミュージシャンをリスペクトしており、それが人間性にも表れているのかなと感じます。
それと、黒人ブルースギタリストに認められたイギリス人の白人ギタリストというのがすごいですね。
ちょっと話は逸れますが、ゲイリー・ムーアが亡くなったときに、「スティル・ゴット・ザ・ブルース」を演奏しているクラプトンをYoutubeで観たときには感動しました。
ちなみに「スティル・ゴット・ザ・ブルース」はクラプトンの「Old Sock」に収録されています。
クラプトンを最初に観たのは、何年前だか忘れましたが、「最後の来日公演!」という見出しに騙されて武道館公演を観に行きました。
その後、何回か来日しているのですが、次に観たのはブラインド・フェイス時代の盟友、スティーブ・ウィンウッドとの来日公演です。
海外ではどうか知りませんが、スティーブ・ウィンウッドとの共演が日本で見れるのは珍しいかなと思い行きましたね。
こちらは試写会のチケットです。会場で回収されるので、その前に撮影しました。
気になっていた映画だったので、いち早く試写会で観れてラッキーでした。
ひとつ内容で残念が点がありました。
映画の中でピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズが語っている(声だけ)ところがあるのですが、紹介ではピンク・フロイドのベーシストではなくギタリストになっていました。
ロジャー・ウォーターズはギターも弾くので間違ってはいませんが、ピンク・フロイドでのメイン楽器はベースなのでベーシストとしてクレジットするべきです。
試写会の時に気づいていたのですが、見間違いだと思っていたものの今回観たら、やっぱり間違っていたので、あえてツッコミを入れました。
映画関係者にとっては小さいことでしょうけど、細部にも気を付けてほしいなと思いました。
とは言え、この映画はクラプトンファンはもちろん音楽ファン、クラプトンを知らない人にもお勧めの映画です。
機会があったら、ぜひとも観てください!