ジャン・ミッシェル・ジャール(Jean-Miche Jarre)の「磁界(Magnetic Fields)」を紹介します。
磁界は1981年に発売されたアルバムで、英語ではMagnetic Fieldsと表記されてますが、フランス語ではLes Chants Magnetiquesというタイトルになっています。
まず、このアルバムですが、手元にLPもCDもありません。
恐らく、売ってしまったのでしょう。
CDを売る前に必ずPCに保存をしていたので、その音源を聴きながらブログを書いています。
最初に聞いたのは高校生くらいだったかと記憶しています。
当時、プログレの流れるFM放送で、ジャン・ミッシェル・ジャールとか知らないし、
でも録音だけでもしておくか、という感じで聴いていたと思います。
しかし、初めて聴くシンセ音楽に圧倒されてしまいました。
すぐにLP(輸入盤)を購入したと思います。
先ほど書きましたが、売ってしまったので手元にないですけど。
ジャン・ミッシェル・ジャールは映画音楽作曲で有名なモーリス・ジャールの息子なのですが、
映画音楽好きの私としては、そういう情報を知ってますます興味を持ちましたね。
元々は1976年に発売した「幻想惑星(OXYGENE)」でブレイクしたということで、
後々に聴きましたが、やっぱり「磁界」の方が個人的には好みです。
ジャン・ミッシェル・ジャールの音楽はプログレというよりも環境音楽と言ったほうがサウンドとしては近いものがありますが、
「磁界」は、ゆったりした感じではなく、初っ端から勢いのあるシンセサウンド(シーケンス)で始まるのでインパクトが強いです。
しかも、後半は地中海風というのか何というか、そんなメロディーが入ったりバラエティーに富んだアルバムなので、最初から最後まで飽きることなく聴けます。
久々に聴いて思いましたが、なんで「磁界」というタイトルなのか、サウンドだけではよく分らないというか「磁界」がイメージできませんでした。
昔は「磁界」というインパクトのあるタイトルとシンセサウンドを聴いて納得してたんですけど・・・
とは言え、全てのアルバムを聴いたわけではありませんが、ジャン・ミッシェル・ジャールの数あるアルバムではオススメでしょう。
ところで、昔、NHKでジャン・ミッシェル・ジャールの中国公演が放映されていたのですが、
インタビューで、「ヤマハのDX7を中国人にあげたら似たようなシンセを作った」みたいなことを言ってました。
ジャン・ミッシェル・ジャールがヤマハとエンドース契約を結んでいてDX7を提供されていたなら、
これは、産業スパイ行為ですよね!
皆さんは記憶ないと思いますが、80年代ってフランスの日本叩きがあった時代なんですよ。
クレッソン首相とかいうのが先導していたのを覚えています。
そんな時代だったので、ジャン・ミッシェル・ジャールも産業スパイ的なことをしちゃったんですかね?
しかしながら、その後、来日公演をしているので、反日ではなさそうですね・・・