パンテラの「カウボーイズ・フロム・ヘル Cowboys from Hell」は1990年にリリースされた5枚目のアルバムです。
20年近く前にアメリカで買ったDVDをPC(Linux)で見れるかと思いパンテラのDVDを再生してみました。
最初に収録されていたのが「カウボーイズ・フロム・ヘル」のライブなどでした。
改めて「カウボーイズ・フロム・ヘル」を聴いて思いましたが、
これがパンテラのベストアルバムではないかと思います。
実際のところ最初に聴いたアルバムは、「カウボーイズ・フロム・ヘル」の次のアルバム「Vulgar Display of Power -俗悪-」でして、
かなりインパクトのあるアルバムではありましたが、
その後、聴いた「カウボーイズ・フロム・ヘル」の方が気に入りました。
大きな違いというのは、やはりフィル・アンセルモの歌い方ではないかと思います。
今では当たり前ですが、歌い方の緩急というのですか、
普通の歌い方やシャウトを混ぜたスタイルが、この「カウボーイズ・フロム・ヘル」では他のアルバムよりも顕著に表れています。
あとやっぱり楽曲がいいですね。
後のアルバムに収録されている曲よりも展開が複雑な曲が多いです。
そのためか、どの曲も印象的で捨て曲がないですね。
もちろんダイムバック・ダレルのギターもいいですね。うまいです。
ダイムバック・ダレルのギターをDVDで改めて見てみましたが、当たり前といえば当たり前ですけど、
古くはジミ・ヘンドリックス、
そして、エドワード・ヴァン・ヘイレン、マイケル・シェンカーなどなど、
色々なギタリストの影響を感じさせます。
そして、ヴィニー・ポール。
「Vulgar Display of Power -俗悪-」で初めて聴いた時のインパクトの方が強かったのですが、
「カウボーイズ・フロム・ヘル」でのプレイもいいですね。
忘れてましたがベースのレックスも存在感のあるベースプレイをしています。
ちなみにダイムバック・ダレルはメガデスに加入する話もあったようですが、
兄のヴィニー・ポールと一緒の加入を希望していたためお流れになったようです。
結局、メガデスに加入したのは、今では日本でおなじみのマーティー・フリードマンでした。
2004年にはギターのダイムバック・ダレルがライブ中に銃撃されて亡くなっています。
Wikiを見ていて知ったのですが、
残念ながらドラマーのヴィニー・ポールも2018年に54歳の若さで亡くなっていました。
そう考えると全盛期のライブを2回ほど観れたのでラッキーだったかもしれないですね。