友人のギタリスト(フッチー)が亡くなったので思い出話を書きます。
1995年ですが、当時、ヘヴィなロックバンドをやりたくて、
プログレバンドのIOやFairyで一緒にやっていたドラマーとメンバー探しをしてました。
プレイヤーという雑誌でメンバー募集をしたものの、
全くダメな人たち(口先ばっか)が多くメンバー探しって難しいなーと思っていました。
その頃、八王子の山奥の工場で働いていまして、
19歳の新人フッチーが入ってきたので、仕事を教えつつメンバー募集の話をしました。
(ちなみに自分は当時31歳でした)
そうしたら、いきなり「イングヴェイ・マルムスティーン」が好きなんですよ、
なんて話をしたので、仕事の後に家に連れて行ってギターを弾いてもらうことにしました。
プレイヤーで募集した人達は全くギターを弾いてアピールをすることもなく、
かといってデモテープがあるわけではなく、
こっちからすると「何をやりたいの?」っていう感じでした。
ところがフッチーはいきなりギターを弾き始めたんですよ。
バンド経験がほとんど無いと言っていたのに。
そこで「オリジナルの曲はあるの?」って聞いたところ、
リフを弾き始めたので、いきなりレコーディングですよ。
その日のうちに1曲できたので、
早速、ドラマーに音源を聴かせてメンバーに決定しました。
その後、プレイヤーでギタリストが見つかり、
結成したのがLast Judgementです。
ボーカリストがポップ系だったので、
ヘヴィなバックにポップなメロディーという変わったバンドでしたね。
フッチーはギターに対する飽くなき欲求というか、
バンドに加入してから、色々なギターを買ったり、
アンプ(5051など)、エフェクターを買ったりしてましたね。
お茶の水の楽器屋に一緒に行ったこともありました(笑)
その時は7弦ギターを買ってました(笑)
結局のところ、自分がもっとヘヴィなバンドがやりたくなって1年で解散しました。
自分はKing's-Evilに加入脱退後、Ritual Carnageで活動しました。
一方、フッチーはギタリストとして様々なバンドで活動をして
ファンも増えていったようです。
しばらく会う機会もなかったのですが、
久々に飲みに誘ってから、たまに飲みに行くようになって音楽話しをするのが楽しみでしたね。
体調が悪いという話を聞いてから、健康になるように祈っていましたが、
残念ながら旅立ってしまいました。
実はLast Judgementのもう一人のギタリストも十数年前に亡くなってまして、
当時のギタリストが2人とも天に召されました。
来年(2024年)に還暦を迎えるので、
久々にライブを企画していまして、
実は、フッチーにも声をかけてました。
残念ながら共演することは不可能になりましたが、
Last Judgementの曲も演奏します。
天に召されたフッチーに捧げたいと思います。
ゲイリー・ムーア(コージー・パウエル)の「Sunset」聴きながらブログを書きました。