自分が一番影響を受けたバンドがEL&P(エマーソン・レイク&パーマー)ですけど、どのアルバムも、どの曲もミーハーなので捨てがたいですが、「タルカス(TARKUS)」はやっぱり静まり返った夜に聴くのがいいですね。
なぜかと言うと、最初に「タルカス」を聴いたのが深夜のFM放送だったと思うのですが、プログレばっかりをかける番組がありまして、当時、タルカスを知らなかったもののEL&Pだとわかったんですよ(ちょっと伝わりにくいかもしれませんけど)。
なので、個人的にはどうしても昼よりも深夜に聴いたほうがいいんですよね。
深夜の静まり返ったときに「Eruption」から始まる雰囲気、メロトロンっぽい(使っているかは不明)コーラスからパーカッシブな5拍子のパッセージ、よく聴くとオルガンとピアノを重ねて重厚な感じにしているんですね(とは言っても聴いた当時は意識してませんでしたが・・・)。
そして、グレック・レイクのボーカルが入る感じもいいですね。まさに夜聴くと効果絶大です。
(近隣に迷惑がかからないようヘッドホンなどでお聴きください)
改めて聴いてみるとリズムのズレなどもありますが、オルガンが荒々しい演奏はロックンロールを感じさせます。
やっぱり名曲ですよ。
ちなみに当時、高校生であまりお金がありませんでしたが、ラジオで聴いて、すぐにLPを買った記憶があります。
A面が「タルカス」で、B面が小曲という構成ですけど、A面の「タルカス」だけ聴いてB面の印象があまりないです。
もちろんB面の曲も悪くはないんですが・・・。
「タルカス」は吉松隆によってオーケストラ版も出ていますので、曲としての完成度も高いと思います。