孔雀音「夕霧楼の幻想」は私のベースの師匠である武士守弘さんが参加したアルバムです。
CDは1990年、MADE IN JAPAN RECORDSレーベルから発売されました。
なぜ、紹介するかと言うと師匠が参加しただけではなく、CD発売の切っ掛けを作ったのが私?だからです。
まず、孔雀音というのは作曲家である延上真麻音のプロジェクトで、参加しているメンバーはプロのスタジオミュージシャンです。ジャンル的にはジャズロックになります。
当時(1984年頃)、沢田守秀さん(ex マーキー)とプログレ系自主制作レーベルをやっていました。
武士さんのベース教室を辞めたあともちょくちょく教室に遊びに行っていたのですが、その時に孔雀音のデモテープを聴きました。
衝撃を受けた私は、さっそく沢田さんにテープを聴かせて、私たちのレーベルからカセットで発売することになりました。
そのカセットを聴いたMADE IN JAPAN RECORDSからCDとして発売されました。
「夕霧楼の幻想」では沢田さんがライナーを書いており、なんと私の名前も登場しています。
ライナーを読んで私の名前を見つけたときは「俺ってすごいじゃん」って勘違いしちゃましたけど・・・。
CD化されていませんが、孔雀音ライブもカセットとして販売していました。これはかなりレアなのではないかと思います。
新宿ピットインと西荻窪WATTSのライブ音源です。
余談ですが、作曲家の延上真麻音さんは恐らくこの方ではないかと思います。
サイトによりますとシャルコー・マリー・トゥース病という難病によりギターの演奏が困難となり、作曲に専念するようになったようです。
上記のサイトによると
“母は民謡と端唄の演奏家・唄い手、伯父は長唄の三味線演奏家、従弟も長唄の唄い手という邦楽の家系に生まれ”と書いてあるので、曲調に反映されているのではないかと思われます。
「夕霧楼の幻想」収録曲
- 1.エリクシール
- 2.玉鎮めの詩
- 3.イヴニング・ミスト
- 4.女狐
- 5.霧雨
参加メンバー
- 石川 真澄:キーボード
- 松本 元昭:ギター
- 武士 守広:ベース
- 加藤 史朗:ドラムス
- 小塚 靖:ヴァイオリン
- 延上真麻音:作曲
孔雀音「夕霧楼の幻想」は、すでに廃盤となっており、ヤフオクなどで見かけますが、4000~5000円くらいで売っているようです。
ちょっとお高めですが、気になる方は購入して見てはいかがでしょうか?